体重減少とストレス [健康一般]
なぜ体重減少が起きるのか、把握しておくことはとても大事です。心当たりがないのに体重減少がある場合、どうしてなのかを突き止めることです。
最近の人は、溜まったストレスが原因になって病気になってしまうことがあります。職場環境、家族との関係、人付き合いなどで緊張状態が継続すると、ストレスにつながることがあります。
ストレスを長い時間受けつづけていると、交感神経の働きが高まります。交感神経の働きが強くなると、副交感神経の動きが弱くなります。副交感神経は胃の消化を促す働きがあるため、弱まると食欲が低下します。
ストレスによって体の消化吸収する働きが弱くなると体重が減少するだけではありません。胃かいようや胃炎なども、消化機能の低下と関わっています。
下痢気味になって、お腹が常に痛いという人もいます。無自覚なままにストレスが蓄積していて、それが食欲低下や消化機能の低下を招き、体重減少に結びついているという可能性もあります。
過剰なストレスにさらされていながら、そのことに気づいていない人もいます。職場の問題や家族との関係に忙殺されていて、ストレスを自覚する余裕もないという人もいます。疲労が蓄積されすぎて、自分の体調を自分で把握するような余裕を持っていないという可能性もあるでしょう。
仕事も家庭も大切ですが、体を壊してしまっては元も子もありません。気づかぬうちにストレスを抱え込んでいないか、体には他にどんな変調が起きているかなどを確認しながら、体重減少の原因を探っていくといいでしょう。